機材

2023年1月10日 (火)

Sigma 70mm マクロ

066_70mm

このレンズはシャープでよい。
ピント合わせをすると、レンズ全部が前後するので、マウントアダプタを介して色々なボディーに付けてもコンディションが一定で、マウントアダプタの出来に左右されない。
問題は、レンズ自体の重みでピントがずれてしまい、天体を撮影するには一工夫必要である。
今回は、タカハシの自在バンドで固定し、レンズのピントリングがズレないように塩ビシートを2つに折って隙間差し込んで、ちょっとだけテンションを加えてズレないようにしてみた。

067_hx_70mm

ピントがづれていかないかの実験、
LRGBを30秒×80コマ撮影してみて、ずれていないので大丈夫ぞう。

 

 

| | コメント (0)

OPTOLONG L-eXtremeフィルターの組み込み

065_filter

QHY16200Aはフィルターホイールが一体型のカメラで、
M48のフィルターもしくは50mm円形フィルターが5枚セットできる。
通常のカラー撮影であれば、LRGBの4枚で一つ空きができる。
空きにはHαの7nmを入れている。
最近はほとんど自宅ベランダ撮影なので、Hαでしか撮影ができない。
そこで、OPTOLONG L-eXtremeと組み合わせて

OPTOLONG L-eXtreme + RedまたはHα でHα
OPTOLONG L-eXtreme + blueまたはgreen でOIII

のデータを撮影してAOO合成にしている。
Pentax67マウントのレンズではフィルターを入れる場所にこまり、
塩ビのシートを円形カッターで切り抜き、フィルターを固定するツバを作りガムテープで仮止めしている。
とりあえず固定できているので、撮影が可能な状態である。

残念ながら、P67レンズは色収差が大きいので、フィルターを変えるごとにピントを合わせ直さないといけないので、
面倒くさい。
さらに、OIIIのデータがノイジーで手に負えない。
焦点距離の短い領域で、OIIIの存在が確認できるような大規模な領域はそんなに多くない。
無理にカラーにするより、広範囲で撮影したHα画像から、面白そうなところを探している方が面白い。

 

 

 

| | コメント (0)

2022年12月23日 (金)

水星、金星

056_

レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm 1:2.8 PRO
  絞り:F5.6
  焦点距離:31mm

カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1MarkII
  ISO:400

シャッター速度:1/2秒
  比較明合成4081コマ = 2040.5秒

撮影日時:2022/12/23 17:18:46

昨日は水星の東方最大離角だったが、一日遅れで撮影してみた。

先に沈んだ明るい方が金星、直ぐ上の明るい星が水星。

今日は風が強く、西の空は地平線までよく晴れていたので、
金星はすぐに分かったが、水星は空が徐々に暗くなるにつれて肉眼でもよく分かった。

 

| | コメント (0)

2022年12月18日 (日)

Pentax67 200mmF4

050_

今年のふたご座は、天気が良かった。
欲を言えば、もっと暗い空で見たかった。

051_p67_200mm

寒い日が続いて、まだ、体が冬の寒さに慣れていないでいか、少しおっくうである。
NJP赤道儀で200mm望遠レンズ
折角赤道儀を出したのだから、ちゃんとすればよいのだが、
面倒なので、ノータッチ。

このレンズは銀塩のときは良かったが、デジカメだと色収差が気になる。
なので、ナローバンドでどんな写りをするか見てみたくて実験してみた。
カメラの構造の都合で、使い難かったのだが、赤道儀への乗せ方を補強したので、
恐らく大丈夫そう。

 

| | コメント (0)

2022年12月10日 (土)

250RCでシリウスB

047_250rc

先日、ミラーを洗浄して再度組立てから、調整したが、ズレが気になってコリメータを使って調整し直し、
再び、実際の星に鏡筒を向けてみた。

コリメータとかを使ってちゃんと光軸を合わせたつもりだが、実際の星を見ると回折光が同心円になっていない。

この状態では、星が綺麗に点像に収束しないので、アイピースでのぞいていても不快である。

回折光を同心円に調整するには主鏡でも副鏡でも調整できる。
これは、どちらを使って調整するのかがいつも分からない。
とりあえず、主鏡のネジは直ぐ届くので、アイピースを覗きながら容易に調整ができてしまう。

同心円にもってこれれば、そこそこ見える状態になる。
セレストロン ULTIMA Duo 8mm 250倍で、
先ずは、オリオン座のリゲルで練習。
これは、直ぐに、伴星が認識できた。
次に、本題のシリウス。
前回挑戦したときよりは、はっきりと伴星が確認できたが、
リゲルよりは結構大変。主星との見かけ離角は同じくらいなので、この見え方の差は主星との明るさの差によるものと思われる。
これならばTOA130でも行けそうであるが、先月TOAでは全然だめだった、一方GINJI300では、250RCより楽に見えた。
やはり、口径の威力はすごいのか、250RCの調整の余地があって、まだ能力を引き出せていないのか、、、

ちなみに、昨夜星を使って調整した結果を昼間コリメータで見てみると、主鏡、副鏡は同心円になっていない。
何か間違っているような感じである。

 

 

| | コメント (0)

2022年11月22日 (火)

光軸調整

044_250rc

やっぱり、気になってしまう。

今までの手順

1.レーザコリメータで、副鏡に当てたレーザが戻ってくるように副鏡の光軸調整ネジで調整する。

2.副鏡のセンターマークにレーザが当たるようにフォーカサーの傾きを調整する。

3.1,2を繰り返し副鏡のセンターにレーザが当たってレーザが戻ってくるようにする。

4.副鏡が真ん中にくるように主鏡の光軸調整ネジで調整する。

5.実際の星を使い、ピントを少しずらして星の回折光が同心円になるように主鏡、副鏡の光軸調整ネジで調整する。

この手順では、4のとき副鏡、主鏡が同心円に並ぶが、主鏡が鏡筒に対して真ん中に見えていない。
とりあえず、5で星像の回折光が同心円になっているとそこそこ見えるが、これではだめ、

恐らく、3の手順でフォーカサーと副鏡が正しい位置関係になっているように見えるが、このような位置がいくつかあって、真の解を求めるための条件があるのではないかと思う。

上記の不確定性を解くために、オートコリメータを使って、副鏡に映ったコリメータのセンターが副鏡のセンターと一致するまで追い込んでみた。

045_250rc

外が暗くなってしまったのでオートコリメータのセンターまでは見えなくなってしまったが、
オートコリメータのセンター、副鏡、主鏡、鏡筒のリムが同心円に揃った。

あとは、実際の星の回折光で仕上げれは、納得できるかな?

 

| | コメント (0)

2022年11月19日 (土)

光軸調整

042_m42

鏡筒:Astrosib250RC + 35フラットナー
   口径:250mm
   合成焦点距離:2000mm(F8)

カメラ:CANON EOS Ra
  フィルター:STC Astro Multispectra
  ISO:3200

合計露光時間:16分(=30秒x32)

赤道儀:Takahashi NJP Temma2

撮影地:自宅

光軸がいいところまで追い込めたので、試写。
30秒くらいならノータッチでも行けるかと思ったが、ガイドエラー気味で、星が楕円だが、まずますかな。

眼視では木星や火星を見てみたが、まあまあ良く見える。
前はもう少し見えたかなー、なんて変なバイアスをかけてしまうと、抜けられなくなりそうなので、これくらいにしておく。

043_

眼視で使ったアイピース。
PENTAL  XL28 約71倍、惑星観望には少し倍率が低いが天体の導入用。暗い空では DSO用でよく使うのだが、光害の空では、出番が激減してしまう。
PENTAX XL14 約142倍、シーイングが悪い時はこれくらいの倍率が快適。木星の模様などは、とても見やすい。この時期の火星は接近しているので、表面の模様が良く分かる。
セレストロン ULTIMA Duo 8mm 250倍 PENTAXと比べるとシャキットしない。タカハシTOA用のフラットナーを使うと改善する気がする。シリウスB挑戦の練習用にリゲルで試してみたが、いい感じで伴星が見えるし、木星や火星の模様もそんなに悪くない、良い組み合わせを見つけたかもしれない。
ミード UWA4.7MM 約425倍 フラットナを入れると変なゴーストがでるので、フラットナとの組み合わせはダメ。倍率が結構高くなるので、使える日が限られる。シーイングが特別良かったわけではないが、リゲルの伴星は楽に分かった。シリウスBも不確実ながら見た、もう少しはっきり確認してみたい。
PENTAX XW3.5mm 約571倍 ちょっと過剰気味、TOAとかで使った方がよい。

 

| | コメント (0)

2022年11月14日 (月)

250RC

040_250rc

土曜日の夕方から星を見ていて、なんとなく星像がいまいち。
深夜に鏡筒をかたずけたが、主鏡が埃だらけなのに我慢ができず、望遠鏡をばらし、リビングが鏡筒の部品だらけになった。
一度ばらすと、調整が面倒なのでなかなか決心がつかなかったが、あまりもひどいので、やってしまった。
今回が2回目のミラーのとり外しである。

041_250rc

鏡筒の中も水洗いして、さっぱりしたいところだったが、深夜にやるには大きすぎて危険なのでやめた。
やるのであれば、天気のよい休日の昼間で、午前中くらいから作業を着手するのが理想である。
とりあえず、主鏡、副鏡、それのセルやバッフルを水洗いをしてかなりさっぱりした。

乾いた部品から急いで組立、朝食までには占拠したリビングは開放できたが、
このあとの光軸調整は長い闘いになりそうである。

 

 

| | コメント (0)

2022年10月17日 (月)

FSQ85EDのフラットナー問題

030_fsq85flattener

L-eXtremeの2インチフィルタ(M48)をFSQ85EDで使おうと思ったのだが、ちょっと問題が発生。

031_fsq85flattener

フラットナーはタカハシカメラマウント(望遠鏡側がM54オス)を介してカメラを接続するので、
こもカメラマウントの先M48メスのフィルターネジが切ってあるので、
これにフィルターを付けた状態でフラットナーにねじ込めば、
フラットナーの後端のレンズも奥まっているので、行けそうな感じにみえた。
念のため、フラットナーのレンズまでの深さとフィルタを付けたときのカメラマウント側の出っ張りを測定してみた。

前者はちょうど1cm

後者は1.05cm

微妙にダメ。

032_fsq85flattener

対物側はM58のフィルターネジ。システムチャートではこちら側にフィルターを付けるようになっているので、
こちら側に付けるのが正しい使い方ではあるが、天文用フィルタのサイズは2インチと1.25インチしかない場合がおおいので、
もう少しだけどうにかならなかったのかなと思う。
58mmから48mmへのステップダウンリングを使えばつくことはつくがけられそう。

ちなみに、TOAのレデューサとかもだめ、こちらは62mmフィルタなので、より条件は悪い。

 

| | コメント (0)

2022年10月14日 (金)

STC Astro Multispectra

027_clipfilter

新品ではちょっと高いので、興味はあったのだが、
中古でお買い得なものを見つけたので早速買ってみた。

自宅では光害がひどいので、もっと強力な光害カットの STC Astro-Duo Narrowband にするか迷ったのだが、
望遠鏡の直焦点ならば、L-eXtremeのM48フィルターがあるのと、レンズの場合、色収差があると、OIIとHαのピント位置が大きく違ってしまったり、ちょっと難しいかなと思って、Multispectraの方にした。

028_clipfilter

中古だったが、全然綺麗で問題は無かった。

029_clipfilter

問題なく取り付けられたが、
RFレンズの中にはフィルターに干渉してしまうものがあるようなので、注意が必要。
当面は EF-EOS R マウントアダプタ経由でEFレンズなので問題は無さそう。

週末は天気が悪いので、来週末くらいには良くなってほしい

 

| | コメント (0)

より以前の記事一覧