2020年6月
2020年6月30日 (火)
2020年6月26日 (金)
マイクロフォーサーズのTリング
マイクロフォーサーズのカメラを望遠鏡に取り付ける場合、
マイクロフォーサズ→EOS EFマウントのマウントアダプターを使い、一度EOSのEFマウントにしてから取り付けている。この組み合わせならEOSが取り付けられる望遠鏡ならば、特に問題はない。
先日改造したCOMETRON114はQSIであれば、問題なく撮影も可能であったが、EOSではピントが出ない。
ミラーレスのEOS RやOM-D,フジは一度EFマウントにしてからなので、全滅である。
市販のマイクロフォーサーズのT-リングにつても、レフ機に合わせたフランジバックを確保するようになっているので、これでもダメである。
ライカL39マウント→マイクロフォーサーズマウントのマウントアダプタのレンズ側のネジの部分を移植してみた。
マウントアダプタのL39のネジの部分はTリング同じように外側のリングから3本のネジで固定されているテーパ型のリングである。
これを取り外し、使っていないM42適当なTリングの部分を取り換えてしまえばOKである。
因みに、今回入手したL39のマウントアダプタはMore Blueさんから購入したものを利用している。
取り外したリングの外径は48mm.
一方、手元にあるT-リングで一番小さいものは48.8mmであた。
ちょっと一回りヤスリで削って、こんな感じ。
これで、約24mm短縮できる。
とりあえず、コマコレクタとの間隔64mmで接続できた。あと5mmくらい長いのが理想である。
ピントも問題ない。
2020年6月18日 (木)
SKY MEMO T 試し撮り
レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 8mm 1:1.8 FISHEYE PRO
絞り:F1.8
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1MarkII
ISO:1600
シャッター速度:1/1.3秒
比較明合成4940コマ = 3800秒
赤道儀:SKY MEMO T
自宅からでは長時間露光すると星がうもれてしまうので、
カメラ内で比較明合成しながら、1時間以上実験してみた。
マイクロフォーサーズのボディーとそれほど重くないレンズであれば問題ないし、1時間でもちゃんと点になっているので、ポタ赤としては、十分である。
写真をよーくチェックすると、流れ星が沢山写っている。
撮影日は、6月16日の11時くらいから撮影を始めている。この時期に流星群なんてあったかな?
追尾してしまうと地上の明かりが汚いので、
固定でも1枚撮影してみた。こちらにも流星が沢山。
レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 8mm 1:1.8 FISHEYE PRO
絞り:F1.8
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1MarkII
ISO:1600
シャッター速度:1/1.3秒
比較明合成4689コマ = 3607秒
2020年6月16日 (火)
SKY MEMO T 購入
広角レンズでお手軽に撮影するためにポタ赤が1台欲しいと思っていた。
望遠や直焦点撮影などは考えていないので、安くて使いやすそうなのが欲しかった。
ビクセンのポラリエUなどは使いやすそうでコンパクトで理想的ではあるが、少し高い。
極望などのオプションも高い。
そんな時、カメラ量販店のWebサイトをみていたら、SKY MEMO Tが格安で売られていた。
ポラリエの極望より1万円以上安かった。
このポタ赤、ちゃんとした極望もついているが、本体の長さより極望の長さが長すぎるのが気になる。
後ろ側がら極望を挿すだけの構造。
全部挿しきると全面のアリ溝より対物が出っ張る。
これでは、ショートプレートと干渉してしまい、極軸を合わせたあとに必ず極望を抜かなければならない。
これはちょっと考えなければならない。
あと、少し気になったところ、
1)電源は単三2本、あるいはUSB-mini、DC5Vの外部電源。スイッチをONにしただけでは、撮影ができない。スマホに制御用のアプリを入れてWifiで接続しないと動かすことができな。
2)充電池(1.2V)だと3時間くらい動いた。電圧がスマホのアプリから電圧を参照することができて、2.4Vより電圧が下がると電源LEDが電圧低下の警告の光方に変わるが、止まることは無かった。
3)wifiの初期設定は10分で切れるようになっているが、赤経のモータは動いたままである。
起動時の設定のままであれば、最初だけwifi接続し動かしてしまえば、つないでおく必要はない
2020年6月 9日 (火)
COMETRON114の結果
笠井のコマコレクタ―、M48の取り付け位置からセンサー面までの距離:63mm
フォーカサーのストッパネジの締めが甘かったため、ピントが徐々にずれている。
ちなみに、センサー面までの距離を44.5mmで撮影すると、ピントの山が分からなくなる。
コマコレクタ―とセンサー面までの距離:71mm
こちらの方がシャープな感じ、以前実験じたときは63mmだったと思うのだが、
再度、確認する必要がある。
こちらは、周辺部の星像が丸くないので、光軸とコレクタの取り付け位置を調整する必要がある。
両方の共通データ
HαとOIIIで撮影したデータによるAOO合成
鏡筒:COMETRON114
口径:114mm
焦点距離:450mm
カメラ:QSI583WS
冷却温度:-10°C
フィルター:OPTLON Hα 12nm, OIII 6.5nm
合計露光時間:96分(=3分×16コマ×2)
赤道儀:ビクセンGP-X
制御ソフト:MaxIm DL Pro5
撮影地:自宅