ばら星雲(TOA)
鏡筒:Takahashi TOA130S + TOA-35レデューサー0.7X
口径、130mm、合成焦点距離、698mm
カメラ:QSI583WS
冷却温度:-20℃
フィルター:Astrodon Tru-balance Eシリーズ、15nmHα
合計露光時間:140分
L:5分×16コマ、RGB:各5分×4
赤道義:NJP Temma2
ガイド鏡:オフアキシスガイド
ガイド装置:ATIK16IC
制御ソフト:MaxIm DL Pro 5
撮影地:花立自然公園
先月に撮影したばら星雲で、昨日のBORGでのばら星雲と同時に撮影しています。
大き目の月が夜半過ぎまで残っている時期だったので、Hα画像をL画像に利用して、月が沈んでからRGBを撮影してもので、LRGB合成しています。通常のL画像とちがうので、合成したときのカラーバランスがちょっと変わってしまいます。ちなみに、BORGで撮影した画像をRGBにつかうのは、解像度が違い過ぎてボツ。
BORGをQSIでL、TOAをEOSでRBGとすると、焦点距離的には、ちょうど良い感じですが、L画像は解像度の高さが必要ですから、本末転倒な感じです。
Hαのナローバンドフィルターは、Astrodonのフィルターではないので、フィルターの厚さが異なり、ピント位置が変わってしまうので、Hαで撮影したあと再度ピントを合わせ直してから撮影しなければなりません。オフアキのガイド側はAstrodonのフィルター厚に合わせてピントを調整しているので、Hαではピンボケのガイド星でガイドしているのですが、ガイド星が見つかり難くなり、ガイドの精度が落ちます。こういう場合はオフアキよりガイド鏡の方が便利ですね。
TOAはもともと色収差がよく補正されているのですが、ナローバンドは色収差の影響がほとんどなくなるので、さらに星がシャープになるのですが、オフアキのピント問題で相殺されてしまいます。
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