22日のC/2012S1(アイソン彗星)、C/2013R1(ラブジョイ彗星)
22日早朝の撮影です。この日は水平線近くまで大気が澄んでいて、水平線から3~4度くらい昇ってきたところでもちゃん写っています。薄明開始の10分前くらいの時間帯ですが、微妙に明るくなり始めています。
もう少し時間が経過して、高度が高く昇るのをまって、1分露光×8コマコンポジットです。尾の構造が分かります。先週くらいから核が分列して急激に増光したせいか、尾がデコボコした感じになっています。月もあるし、太陽にも近いのでこの辺をもっと綺麗に撮影するは難しいです。モノクロの冷却CCDならもう少しはいけそうなのですが、RGBまで撮影しようとすると高速に移動してしまうので、なかなかうまくはいきません。
彗星の明るさは肉眼彗星の光度まで明るくなっているのですが、薄明に埋もれてしまい、確認することはできませんでした。8倍42の双眼鏡では良く分る明るさなのですが、核がとても小さいので、恒星のように見えてしまいます。
来週はいよいよ近日点通過です。どのように変化するかが楽しみです。
アイソン彗星が昇ってくるまで撮影していたアイソン彗星です。こちらは、日付が変わる頃には昇ってくるので、水平線からの高度が十分高くなってから撮影することができます。とはいっても月齢18の明るい月があるので、3分も露光すると、月明かりにうもれてしまうので、合計露光時間64分(=2分×32コマコンポジット)の撮影です。
明るさは5等台なので、肉眼彗星の明るさになっていますが、月も明るし、私の視力のそんなに良くないので、肉眼では無理で、8倍42mmの双眼鏡であればすぐに分ります。
両彗星共通の撮影データ
鏡筒:BORG 77EDII+ EDレデューサーF4
口径、77mm、合成焦点距離、330mm
カメラ:EOS 5DMarkII SEO-SP4
ISO:1600
赤道義:EM-10 TemmaPC
撮影地:茨城
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コメント
250RCさん、こんばんは。
朝早くに頑張ってますね~。
私もラブジョイ、アイソンと久しぶりに彗星を楽しんでいます。
今日は10年以上振りに、三ツ星さんの初期のオフアキを引っ張り出し、
あれこれといじっていました。
まだデジカメなのですが、125SDPのRD仕様、100SDUF2ではピントが
出ず、VISACが微妙という状況でした。
VISACで撮りたいですがね。
投稿: Liberty-bell | 2013年11月23日 (土) 16時54分
Liberty-bell さん
こんばんは。
アイソン彗星はここにきて、変化が激しくなってきているので、撮影してみてどう変化しているかをみるのが楽しいですね。
VASACだと、核のクローズアップとか面白そうですね。
投稿: 250RC | 2013年11月24日 (日) 20時40分