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2010年12月20日 (月)

TOA130とBORG F4レデューサー

TOA130とQSI583の組み合わせでは、TOAレデューサーを使っても焦点距離が780mmで少し長すぎる感じがします。アダプティクオプティックスでもあれば良いのですが、

そこで、BORGのF4レデューサーをなんとか使えないかと、実験をしてみました。以前EOSで試したときは、周辺の星像が点にならなかったのですが、QSIの方がセンサーサイズが小さいので、淡い期待で実験してみました。

TOAへレデューサーへの取り付けは、BORGのM72からM57へ変換する変換リングを中心にありあわせのリングを組み合わせています。

517_qsiborgf4r TOAは焦点距離は1000mmなので、レデューサーの前群と後群の間隔は92mm、リアとセンサーの間隔は55mmです。

ありあわせの組み合わせで作成したが、上の写真です。前群と後群の間隔は92.5mmで0.5mmほど長くなっています。この組み合わせでは、EOSのときと同様に、周辺の星像は鳥が羽を拡げたような三角形になってしまいます。フランジバックを伸ばしていくと、だんだん点像に近づいていきますが、点にはならずに全体的に星像がボテッとした感じになります。

前群と後群の間隔を90.5mmにすると、周辺部は外側に引っ張られた楕円系になります。フランジバックを伸ばすと、周辺星像は改善される傾向にあります。規定のフランジバックより9mmほど長くすると改善されます。

516_toa130borgf4r

そのときのピント位置が上の写真です。

前群、後群の間隔 90.5mm

フランジバック 64mm

これで撮影したM67です。

518_m67rgb

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